top of page

「ばけばけ」の“鳥取の布団”に思う――法律が守る人の暮らし

2025年10月20日
読了時間: 1分

先日のテレビ番組「ばけばけ」で放送された「鳥取の布団」のお話が、とても印象に残りました。

冷酷な家主が家賃の代わりに兄弟の布団を奪い取り、雪の中に追い出された兄弟は、行くあてもないまま凍える夜に命を落としてしまう――そんな悲しい物語でした。


行政書士の視点で見ると、もし現代であれば、このような悲劇は起きなかったかもしれません。

現在の民事執行法では、生活に不可欠な動産(衣服・寝具・家具・台所用具・畳・建具など)は「差押禁止財産」とされています。

つまり、借金の取り立てや滞納処理があっても、生活を続けるうえで必要なもの――とくに寝具のように命に関わるもの――を奪うことは法律で禁じられているのです。


この制度は単に「差押えのルール」を決めるためのものではなく、困っている人の最低限の生活を守るための仕組みでもあります。


もし昔の兄弟に、いまの法律があったなら……あの悲しい結末は、きっと違っていたでしょう。


法律は一見、冷たく感じることもありますが、本来は「人の暮らしを守る」ためにあります。

「鳥取の布団」のお話は、制度や法律の向こう側にある“人の温もり”を改めて思い出させてくれるようでした。



 
 
 

最新記事

すべて表示
示談書・公正証書の作成について

交通事故や金銭の支払いなどについて、当事者間で話し合いがまとまった場合、その内容を「示談書」や「合意書」として書面に残しておくことは大切です。 また、金銭の支払いをより確実な形で残したい場合には、公証役場で「公正証書」を作成する方法もあります。 行政書士による示談書の作成🖋 行政書士は、当事者間ですでに合意が成立している場合、その内容を整理して示談書や合意書を作成することができます。 例えば、

 
 
 
【茨城県・黒ナンバー】茨城県で黒ナンバーを取得するには?軽貨物運送事業の手続を行政書士が解説🚗

Uber Eatsなどの配達や、軽自動車を使った配送の仕事を始める際に必要となることがあるのが、いわゆる「黒ナンバー」です。 黒ナンバーとは、軽自動車を使用して、荷主から運賃を受け取って荷物を運ぶ「貨物軽自動車運送事業」を行う場合に使用する事業用ナンバーです。 軽自動車の場合、黒地に黄色の文字のナンバープレートになることから、一般に「黒ナンバー」と呼ばれています。 🌟黒ナンバー取得までの大まかな

 
 
 
【水戸警察署・ひたちなか警察署の車庫証明申請】ディーラー様からのご依頼と、知っておきたい申請のコツ 🚙

当事務所では、個人のお客様はもちろん、自動車ディーラー様からの車庫証明申請のご依頼も数多く承っております。 先日も、私が日頃からお世話になっている(私自身が車を購入させていただいた)自動車ディーラー様からご依頼をいただき、水戸警察署とひたちなか警察署へ車庫証明(自動車保管場所証明)の申請に行ってまいりました! 今回は、日々の申請実務の中で、ディーラー様や一般のお客様からよくご質問をいただく「車庫証

 
 
 

コメント


bottom of page